2022/06/14 16:28

いつもご利用いただき、ありがとうございます。
今週も明日から土曜日まで営業いたします。
ご来店、通販のご利用お待ちしております。

先日、原材料の値上がりに伴う値上げの可能性について言及いたしました。
改めて原価率等計算し直し、大変厳しい現実を目の当たりにしました。
仕入先の見直し、材料の見直しを行い、質を維持したまま材料費をおさえる努力をこれまで行ってきました。
お陰様で、大幅な値上げは回避できそうです。

毎日の食事に取り入れてもらいたい、そのためにお求めやすい価格で提供したい。
根本にその思いがあります。

しかしここ最近、あまりにもパンの売れ行きが悪く…

いくら小さい値上げ幅で済むとはいえ、この状態で値上げを決行してよいものか、毎日悩んでおります。

思えば2011年のオープンから、順風満帆な時など一度もなく、ずっと低空飛行な営業でした。
家族が増えたり、薪窯をつくったり、こんな小さなお店でも様々な岐路がありました。
その都度、お客様に支えていただき、ここまで来られたことは間違いない事実です。

住宅街で、駐車場も狭くて、オープン時間も遅くて、とても利用しづらいお店です。
それでもなんとかここまでやってこれました。
改めて、ありがとうございます。

パンは気持ちとは裏腹に、この難しい季節の変わり目でも毎回いい感じで焼けております。
売る力が無いばっかりに、毎営業日、棚に残っているパンたちを眺めると、パンに申し訳ない気持ちになります。

自分は、将来こどもたちが社会に揉まれて精神がすり減ってしまったとき、このお店に逃げ込んでこられるよう、そこまではなんとか続けていきたいとずっと考えてきました。
せめてあと10年、下の子もまだまだ小さいので今の形態で、踏ん張りたいと思ってきました。

それが果たして可能なのだろうかと、悩んでおります。
生活費の絞れる部分は限界まで絞りました。
しかし原材料費の値上がりや、税金など、真綿で首を絞められるようにここにきてジワジワと効いてきている気がします。

これから暑くなり、さらに売上が落ちていくのかと考えると、精神的にとてもつらいのが現状です。

あまり雑念が入るとミスをしてしまうので、1日1日パンを焼くことに集中してきました。
それをこれからも続けていきたい。
無心を黒い不安な心が覆いかくしてしまうような、そんな感覚です。

何が言いたいのか分からなくなりましたが…値上げはしばらく保留にさせていただきます。

というお知らせでございました。
失礼いたしました…m(_ _)m